蒔絵への初挑戦
友人らと旅行帰り、
ものづくり体験してみたいね、という話になり、県内で伝統工芸体験できるところがあったので、行ってみました。
私はその中で、蒔絵体験があったので初挑戦。
今回はそのレポートを致します。
他にも九谷焼の絵付、金箔貼り、紙漉き体験など色々ありました。
友人はハーバリウム体験があったので、そちらを体験していました。
それでは早速、出来上がった私の蒔絵です↓
鹿が描きたかったんです。鹿が。
冬の鹿が描きたかったんです。
そして、あの……
めちゃムズだったんです!(言い訳から入る)
制作の流れとしては、
①描きたい絵を下書きしてコピー用紙に鉛筆で書く。
②カーボン紙でお盆にトレース。
③漆で絵柄を描く。
④金(体験なので本物ではない)をまぶす。
⑤24時間塗料が乾かないので、乾燥後完成。
大まかにはこんな感じだったんですが。
②までは自分も経験があるので大丈夫だったん、
で、す、が!!!
③が曲者でした!!!!!
漆(うるし)ってこんなに扱いづらいの!?!笑
粘度があるので、伸びないわ、綺麗に線が引けないわ、ムラになるわ……
色を混ぜられるってことで紙皿のパレットを貰ってましたが、
茶色が作れず結局白い鹿になりました…笑
無念……orz
水彩だと、赤+黄色+少しの青、で茶色ぽくなるのですが、
「よーし!茶色を漆で作るぞー!」と上記の色を混ぜてみたら、得も言われぬどす黒い色に……(泣)
水彩画でいつも描いている身としては、
「あぁああ、チューブから出した絵の具を溶かずに、直接書いている感覚…。
水で薄めてぇ……。薄めて描きてぇ………」
って常に思いながら、描き続ける感じ。しんどかったです笑
でも、まぁ、漆なので、、、水にも溶けませんし、筆を洗うのも、溶剤で薄めて、キッチンペーパーで拭き取る、という流れでした。
しかし、金粉をまぶしたとき、綺麗に映えて嬉しかったですし、見守ってくれていた友人一同歓声をあげてくれました。
鹿を描いた理由ですが、「冬のハンター」という大好きな曲があるので、その曲をイメージして描きたいなって思ってこのデザインに致しました。
今回描いてみた感想としては、
油絵ってこんな感じなんだろうか、、水に薄めず色を塗るのがこんなに難しかったなんて…という気持ちでいっぱいになりました。
改めて職人さんって凄いですよね。
ここまで体験できて、お値段¥1100だったので、安いのかも!
楽しい思い出作りができました✨
無言になって描き続ける私を見守ってくれていた友人、ここまで読んでくださった皆様に感謝です。