スマホで絵を描く時代…②実践編
こんにちは!
前回は、スマホで絵を描くときどんなアプリがあるのか、をご紹介しましたね。
今回はその続き②おススメのタッチペン、についてお話していこうと思います。
また、機能について、アプリを使って実際にイラストを描きながら解説もしていくので、ご参考になれば幸いです。
②おススメのタッチペン
はい!では早速、私がお勧めするタッチペンはこちらです!
ジャン!
私が以前アプリで描いていたときもお世話になっていたのですが、
しばらくアプリで描かなくなってたら見失ってたので……
先日キャン★ドゥに行った目的はこちらのペンを購入するためでした。
ということは、結構ロングセラーなんですね。
以前は片側ボールペンの、クリップなしのもののみでしたが、こちらのバージョンも発売されていてビックリしました。
では、なぜ、こちらのペンが良いかと申しますと、
- 価格が110円!
- 力を入れずに操作可能!
- 劣化しにくい!
そうなんです。
100均でこのタイプのタッチペンって革新的なんです。
大体、安価なタッチペンというと、ペンの先端にゴムがついているタイプが多いのです。しかし、ゴムだと、描画の際にぐっと力を入れないと反応しなかったり、画面上で引っかかったり、劣化が早かったり…ものにはよるのでしょうが…。
ちなみに先端はこのようになっております。
こんな形状です。ペン先にディスクがついています。
このディスクを端末上を滑らせることで描画ができます。
ディスク全体を感知するわけではなく、真ん中の部分のみ反応いたします。しかし、ディスクも透明になっているので、上からどの部分を描いているのか分かりやすいですし、描いていて安定感もありますよ。
こういった形のペン、他商品を調べてみましたが、大体相場は1000円前後でした。
タッチペンといえば、アップルペンシルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
数年前にiPadをもっていた友人がアップルペンシルを使っていて、試しに描かせてもらったことがありますが、めちゃくちゃ細い線も思いのままかけ、すごく線も引きやすかった覚えがあります。
お値段は張りますが、iPadを購入して本格的に絵を描きたいという方にはお勧めの商品かもしれません。
③機能のご紹介
では、機能のご紹介をしたいと思います。
とは言っても、アドバイスを求めてくれた友人は初心者で、私もアプリを久しぶりに触ったので、デジタルの基本的なことをアプリで操作しながらご説明していく形になります。
それでは行ってみましょう。
レイヤー
ご存じの方も多いかと思いますが、レイヤーについてご紹介いたします。
まず、アニメのセル画を思い浮かべていただくとわかりやすいです。
アニメのセル画は、パーツごとに色が塗られたセロファンを何枚も重ねていって一枚の絵にしますよね。
レイヤーというのはそのセロファンにあたる部分です。
下の図でいうと、☆のレイヤーの下に♡のレイヤーがあります。
こうしたレイヤーを重ねていくことで一枚の絵を仕上げていきます。部分ごとにレイヤーを分けていくことで、他のレイヤー(パーツ)に干渉せずに編集が可能になりますので、レイヤー分け超大事です。
めっっっちゃ肝の部分だと思います。ここ、テストに出ますよ!(出ません)
そんな便利なレイヤーですが、各々効果があります。
それが下記の画像ですね。下のレイヤーの色を掛け算で濃くする乗算、光らせる加算、このようにレイヤーの種類によって効果も違います。
アイビスペイント、めっちゃ種類ありますので、説明は割愛いたしますが、
それぞれ触ってみて確かめるとそれぞれの効果がわかりやすいかもしれません!
ただ、ベクターレイヤーが見当たらず…(交差した点まで線を消すことができるレイヤー)
線画が苦手な私は無言で消しゴムをかけ続けました…。
ペン
「えっ…ごっつペンの種類あるんですけど…」が当初の感想です。
めちゃくちゃあるのですが。一生かけても使いきれなさそうなくらいあります…。
えげつない……。線画はアナログ感のある線画好きなので、鉛筆多用しました!
ラフの描き心地も最高!
では、今回は実際に、私のオリキャラを描いてみますよ!久しぶりに描きます👌
はいっ完成いたしました。
いや、雑……。
しかし気にしません!ドンドン先に進みましょう!
線画を描いて色を置きました!一気にそれっぽくなりましたね。
レイヤーを重ねてジャンジャン影を置いていきましょう!ジャンジャンジャンジャン…!
ジャン……
失敗したとお思いですか…?思われましたか?
無理もありません。主線ガン無視ホラーイラストになっていますね…。
しかし、ご安心ください!
レイヤー編集画面左下のクリッピングをタップします。
すると!
このように下のレイヤーの描画範囲にのみ色を重ねてくれるんです!
とても便利ですよね!こちらはレイヤー分けが迷子になっていて結び目下の髪がうまくいっておりませんが💦
そして、個人的、塗りの神ペンを見つけます。
その名も“平筆水彩(混色)”。最高です。厚塗りっぽい重厚感、出てくれます。
どんどん 楽しくなってまいりました。
こちらで完成です!
不慣れなためしっかりとした描写はできませんでしたが、自分としては満足のいく出来になりました。
④ラフのおススメの描き方
こちらは、友人が見せてくれたのがラフが多かったので、個人的に感じていて、そこで伝えたアドバイスをご紹介します。
ラフは水色で塗るのが吉!
見せてくれたのが、はっきりした黒色で描かれたラフでした。
あとからレイヤーの濃度を下げることもできますが、水色でなくても基本的に彩度と明度が高い色で描いていくと、別レイヤーで線画を描くとき、描いた部分がわかりやすいと思います。
あまりごちゃごちゃ描きすぎない!
線が何重にも繰り返し描かれているのは、ラフの勢いで描く!というスタンスには向いており、雰囲気もつかみやすく、見栄えが良いかもしれません。。。が!!!!
線画に起こしたとき見栄えしなくなった、という経験はありませんか?ラフの線が多すぎて、どの線に沿って描けばいいかわからなくなってしまったこと…ありませんか?
ラフとはいえ、線画につなげていく大事な工程ですので、あまり線を引きすぎるのは得策ではないように思います。
どうしても線をたくさん描いて流れをつかみ取りたい!という方は線画の前に一枚レイヤーを挟み整理して、それをもとに線画を描くか。ラフの線を持ち味にそのまま線画に起用してしまう!というのもありかもしれませんね!
ラフからも色々方法を試してみて自分の作風を見つけるのも楽しいと思います!
以上!講釈をたれて話してしまいましたが、一個人としての考え方にすぎませんので、ご参考程度にながめていただけたら嬉しいです!
次回、描いている最中に感じたこと等、スマホで久々に描いてみての感想、
⑤空白の5年間、アプリの進歩に腰を抜かしたこと、について綴ります。本当にいろいろ機能も増えていてビビった古のオタクなので…
色々とお話していければなと思います!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!